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2011年5月31日 更新
町有施設の木造化・木質化等に関する指針を策定しました
指針策定の目的
この指針は、ときがわ町の町有施設(以下施設)における地域産木材の利用を推進するために策定したもので、施設等の木造化・木質化等を推進することにより、町民にやすらぎとぬくもりのある健康的で快適な公共空間を提供するとともに、循環型社会の構築や地球温暖化の防止、林業・木材産業の振興、森林整備の促進などに資することを目的としています。
指針策定の背景
「公共建築物等の木材の利用の促進に関する法律」(平成22年5月26日公布、同年10月1日施行・以下法律)では、国が率先して木材利用に取り組むとともに、地方公共団体や民間事業者にも主体的な取組を促し、住宅など一般建築物への波及効果を含め、木材全体の需要を拡大することをねらいとしています。この法律に基づき、国は基本方針を定めて自ら木材利用を推進することとしており、地方公共団体においても方針を策定していくことが求められています。
こうして埼玉県から早期策定を求められた「市町村方針」として、ときがわ町ではこの指針を策定しました。
「市町村方針」の策定は、埼玉県ではときがわ町が初めてとなります。

仲井分館外観(左)、内部(右)

対象及び基準
〇公共建築物及び工作物
・原則として、地上2階建て以下かつ延べ床面積3,000平方メートル以下の施設は木造とする。
・内装及び外壁等の木質化を進める。
・木造化・木質化には、原則地域産木材を使用する。
○土木工事等
・町施工土木工事及び町有施設の外構工事においては、間伐材等の地域産木材及び地域産木材を用いた製品を積極的に使用する。
○備品及び消耗品
・町有施設の備品及び消耗品には、地域産木材を用いた製品の積極的な使用に努める。
○暖房器具等
・町有施設の暖房器具やボイラーには、木質バイオマスを燃料とするものの導入に努める。

勤労者福祉会館集会室(左)、講習室(右)

内装木質化による教育環境の整備
ときがわ町では、森林資源を地域産材として積極的に小中学校の内装に木材を利用するなどの「公共施設の内装木質化」に平成12年から取り組んでいます。特に内装木質化による教育環境の整備は「ときがわ方式」として全国的にも高く評価され、昨年5月に発行された冊子『こうやって作る木の学校』(文部科学省・農林水産省)の中でも、木材を利用する学校づくりの取り組み事例として紹介されました。

都幾川中学校体育館外観(左)、内部(右)

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産業観光課
説明:■農林担当
農林業の総合振興、農業農村整備事業及び土地改良施設、林道の新設改良・管理及び占有、中山間地域の事業促進、有害鳥獣の捕獲及び狩猟、火入れ許可、山村振興計画、町有林及び分収林、農産物・畜産・森林の病害虫防除防疫、緑の雇用創出事業など
■商工担当
商工業・観光の総合振興、商工観光団体の育成、観光資源の開発、勤労者福祉会館の管理、消費者行政など
■地域振興担当
建具会館・木のむらキャンプ場・いこいの里・大野特産物販売所・木のむら物産館・やすらぎの家・星と緑の創造センターの管理運営、温泉スタンドの維持管理、その他地域振興に関することなど
住所:355-0396 埼玉県比企郡ときがわ町大字桃木32番地
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