- サイトの現在位置
2020年9月8日 更新

図1は、熊本県小国スギ製の机・椅子を使用した際の生徒の欠席数 の月別の推移を示している。「1組」は小国スギ製の机・椅子を、「2組」 は新しく購入した合板天板を用いたスチール製の机・椅子を、「3組」 は従来から利用している合板天板を用いたスチール製の机・椅子を使用 した。
「1組」の欠席数は、他の組にくらべ有意に少ないことが分かる。
図1 小国スギ製の机・椅子の使用と生徒の欠席数


図2 小国スギ製の机・椅子の使用とs-IgA濃度

また図2は、分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)の変化である。分泌 型免疫グロブリンAは、粘膜への微生物の侵入を防御しており、この値 の高さは健康状態の指針となる。小国スギ製机・椅子の設置前には、各 組の s-IgA に有意な差はなかったが、設置後は小国スギ製机・椅子を使 用した「1組」の s-IgA 濃度が有意に高い結果となった。
以上より、学校家具に木材を積極的に使用することにより「健康」 に良い影響を及ぼしている傾向が示された

文部科学省・農林水産省発行の
「こうやって作る 木の学校
~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」
の中で、木材を利用する学校づくりの進め方の取り組み事例として、地域産材による教育環境の整備が「ときがわ方式」として紹介されました。
このページの内容は、この紹介記事を元に作成されています。
掲載内容に関するお問い合わせはこちら

企画財政課HP担当